2009.11.26 Thu
誕生日の昼下がり 花屋で小さな花束を組んでもらう。 この花をあなたに。 43年前の今日 私を生んだことで初めて母になった あなたの記念日に。 |
2009.10.25 Sun
みたな。 みてたな。 |
2009.10.12 Mon
みてね。 みててね。 |
2009.09.27 Sun
なつのあいだ あけはなしていたまどを ひとつ また ひとつ とじてゆく |
2009.08.03 Mon
嵐の夜小さな二人 干し草の中のペルメルとペルメリア ねぇペルメルねてる? おきたのペルメリア おおきなおとがしてるなんのおとなの? かみなりだよペルメリアふるいそらのこわれるおとだ そらがこわれるの?どうして? ときどきにじがあたらしいそらをつくるからだよ にじがそらをつくるの? うんそれでいっぱいになったらふるいのからこわれるんだ ああまたこわい だいじょうぶぜんぶこわれたりしないから こわれたらおちてくるの? このあいだひろったひかるいしきっとそうだよそらのいろしてた ほらまたおとがしたわペルメル だいじょうぶこっちおいでぎゅってしてあげる こわくないこれでこわくない またこわれたよ ちかくだわ あしたひろいにいこうたくさんとれたらくびかざりつくってあげる うれしいそらいろのくびかざりね きっとよくにあうよペルメリア ねえペルメルそらいろってどんないろ ペルメリアのめのいろだよきみのめはそらいろだ そうなの?そらいろなの? ああきみはまいにちそとじゃなくてめのなかのそらをみてるんだね めのなかのそら? そうだよペルメリアとてもきれいないろだ そうだわペルメルこのいろわたしだいすき ああぼくもそのそらがみたいな ああそうねこのそらをみせたいわ ぎゅっとしてめとめをくっつけてねむったらゆめがうつるかも そしたらわたしにもペルメルのみてるゆめがみえるかも ぎゅっとしてようね こわくないこれでこわくない それから嵐は止むことなく続き 稲妻と雷鳴が遠のく頃には白々と夜が明け始め 雨に打たれた干し草があちらこちらで朝日を照り返すばかりでした |
2009.07.18 Sat
昼下がりの川岸に小さな二人 赤いバケツを持っているのはペルメル 網を浸しているのがペルメリア ほらもっとみぎだよペルメリアしっかりてをのばしてよ こっち?このあたり? もっとみぎだよああにげたよひだりちぇっすばしっこいなぁ どこ?どこ?こっち? もういないよにげちゃったみえなくなったよあみをあげていいよ そうなの?いないの? いないよでもまたあがってくるよしばらくまたなくちゃ ペルメルおこってる? おこってないよきたらまたおしえるよこんどはつかまえよう うんきっとつかまえようね ねえペルメリアうまくいったらどうしようきっとたくさんつかまるよ どうしようペルメルバケツがいっぱいになるわ だいじょうぶぼくがもってあげるから でもあばれてにげだすのがいるかも そしたらまたおしえるよだからつかまえてよペルメリア ああわたしみえたらいいのに だいじょうぶとてもじょうずだよこのあいだのちょうもあとすこしだった ちょうはいいおとがするからわかるわ ちょうのおとぼくにはきこえないペルメリアきみってすごいね でもさかなはだめみずのおとにまぎれてしまう ああぼくあるけたらいいのにみずのそばでそうやってあみがつかえたら いいのペルメルはあぶないからそこにいてそうやってわたしにおしえて ごめんねペルメリア ううんごめんねペルメル いいんだねぇちょっとだまっていようさかながあがってくるまで そうねじっとしたままだまっていたらさかながあがってくるかも しぃーペルメリア しぃーペルメル それから日が暮れる頃 私が通りかかった時には 水際の茂みにカラッポの赤いバケツが 転がっているまででした |