2006.04.30 Sun













       Come with me !





     Let's go to the next stage.

















07:12:59 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.30 Sun








玄関先で

一晩かかって

砂を吐かされるアサリ




今夜の海は

ボウル一杯の広さ














00:05:14 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.29 Sat












肉薄する虚構と現実

そのあわいから言葉が生まれる

口づけた鏡のあちら側とこちら側

ガラスの表面一枚を隔てた

どちらが本当?




どちらも、嘘!














21:56:02 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.28 Fri






抱き寄せて 頬寄せて 髪を撫でる
それだけで 愛おしさがあふれだす

この思いがどこからくるのか
いつも 注意深く探るのだけれど

湧きあがるようで
降りそそぐようで
押し寄せるようで
引込まれるようで

源も行方も分からぬものに
ただ ただ 満たされる

この仕組みの 不思議が解けぬまま
いつか命の尽きるとき
体もろともに消え失せることが
いまだ飲み込めずにいる

思いだけ ここに留まらぬものか
はじめから捉えようのないものならば
終わりにも捕われず 残せぬものか

愚かしい願いを抱かせる
この腕の中の
あまりにも愛らしく この上なく確かな 存在










00:41:32 | 小さき人たち | コメント(1)

 2006.04.27 Thu





re- : 接頭辞。「再び」「元へ」「新たに」「繰り返し」の意味を表す。
   これが最も普通の意味で、動詞または動詞から出た名詞・形容詞などと
   自由に結合する。;この意味の時は[ri:]と長音に発音する。
   なお e で始まる語の前、または同じつづりで別の意味のある場合には、
   「再び〜する」の意味の語には、reの次に通例 hyphen を置く。
                   (三省堂『新クラウン英和辞典』)


      react : 反応する・感応する
      re-act : 〜をやり直す・〜を再び演じる
      rebirth : 再生・復興・復活
      recollect : 思い出す・回想する
      recover : 取り戻す・回復する
      re-cover : 〜を再び覆う・覆いを取り替える
      refrection : 反射・反映・思索・黙想・熟考
      reincarnation : 生まれかわり
      relate : 物語る・述べる・関係させる・結びつける
      remark : 〜と言う・気付く・注目する・注意する
      reproduce : 生む・再生させる・再現する
      respire : 呼吸する・休息する
      return : 帰る・戻る・返る・答える
      reveal : 超自然的な方法で知らせる・啓示する
      reverse : 逆の・反対の・裏の
      revolution : 回転・循環・周期・革命
      reward : 報いる

                       初稿1993,5,8









14:18:22 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.26 Wed












決して触れてはいけないものを 一瞬でも手にした罰。







すぐに返したつもりだったけど カミサマは見ていた。

















16:21:25 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.26 Wed








誤って 栓を踏み抜いた

あっという間に

体中の水が失われて行く

あまりの速さに動転して

押し流されて行く栓が

届かないところへ消えるのを

ただ見送る














12:13:07 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.26 Wed



この春から下の子も幼稚園に通い始め
家族を送り出したあと
家の中でひとりになった

それでも新年度しばらくは
午前保育で帰宅が早く
ひとりの間に済ませたい用事は思いのほか多く
今までよりかえって慌ただしいくらいだった

少しずつお迎えの時間が延びて
子どもたちが園で昼食を済ませてから帰宅するようになる頃
PTAの活動や
サークルの活動や
友人のお見舞いや
ちょっとした届け物や
不意の来客で
ひとりでいることはほとんどない

自由な時間と言われても
格別したいこともなかったし
にぎやかに埋まるカレンダーが
それなりに心楽しかった

けれど 今日は したいことがある

朝の支度を心持ち手早くすませて
いつもよりにこやかに家族を送り出し
扉を閉めて
鍵をかけて
部屋にもどって
誰はばからず
ひとりで泣いた

ひとりになるのを待ちわびて
初めて自由にすることが
こんなことだとは
思わなかった













09:59:50 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.25 Tue







   扉の内に秘密があるので 風の音にも身構える。





   箱の内には宝があるので 夜もおちおち眠れない。





   私の内に偽りがあるので ものを言うのも恐ろしい。

















00:08:25 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.24 Mon



エスカレーション

売り言葉に買い言葉
誘い文句に殺し文句

エスカレーション

微妙な発言 露骨な描写
感情の伝達 行為の省略

エスカレーション

具体的な表現 抽象的な課題
問題提起 解答放棄

エスカレーション

言い訳 押付け カマ掛け
駆け引き 差し引き 辞書引き

エスカレーション

言論の自由 表現の限界
字数の制限 置換の技術

エスカレーション

真偽の確認 責任の追及
誠意ある弁明 法則なき展開

エスカレーション

何度も読み返し

エスカレーション

震える指で

エスカレーション

迷いを断つ瞬間

エスカレーション エスカレーション エスカレーション!





言葉を超えるものは いつも言葉。











00:30:53 | 未分類 | コメント(3)

 2006.04.24 Mon










ちゃんと聞いてる顔を保つ

ちゃんと相手に聞こえる相づちを打つ

ちゃんと聞いてる証明に 時々適切な質問をする

















00:27:54 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.23 Sun







         声を信じてしまう



           言葉より



            声を






      時に言葉はその信頼の邪魔をする














00:06:16 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.22 Sat


 不要になって提供されたものだろう。ハイウェイの吹き流しがこの時期はすべて鯉のぼりになる。へんぽんとひるがえる様があんまり気持ち良さそうなので、時速120キロを徐々に減速。ちょいと路肩に愛車を停めてポールの下まで歩いてみた。

 真下から仰ぎ見る紅い鯉のぼり。ここじゃ雨ざらしもいいとこだから、近づくとけっこうズタボロだったりする。風を切って走る車たち。その車を更に追って走る風。その風に、振りちぎれるくらいはためいて、カラッポなのがうらやましい。我慢できなくなってきて、ポールに巻いてあるロープを外しにかかる。

 と、そこへ黄色いパトロール車。

「どうしましたか。事故ですか。」
「ええまあ、ちょっと。」
「何してるんですか。」
「いや、ごらんのとおり。」

 鯉のぼりの代わりに自分をあそこに吊るしたい、ということを手短に話す。

「はあ。事故じゃないんですね。」
「まぁ、これから起こるようなもんです。」
「それは困ります。管轄内で。」
「あんな高いとこも、管轄ですか。」

 説得するのも面倒だから、手はどんどん仕事を進める。するすると鯉のぼりを降ろし、留め金を外すまで30秒。

「やめてください。」
「放してください、痛いです。」
「やめてください。」
「あ、放さないで、そのまま引っぱって。」

 急いで手を引っ込めて口から出して、傍のポールにしがみつく私。パトロールのおじさんエイっと引っぱり、べろんと裏返って脱げる私の体。

「うわうわうわあー」
「助かりました、ありがとう」
「うわうわうわあー」
「ちょっとそれ取って」

 このまんま立ってて他のドライバーを事故らせたら悪いから、とりあえず外した鯉のぼりを着てみる。ちょっと長くてガバガバする。

「うわうわうわあー」
「似合います?」
「あの、あの、あの、あの」
「手伝ってね」

 手も足もうまく出せなくて、鯉のぼりは着るもんじゃないなと思いながら、目の焦点が合わなくなってるおじさんと一緒に、脱いだ体を留め金に掛ける。

「あの、あの、あの、あの」
「はい引っぱって」
「は、ひ、ひ、ひ、」
「よいしょ、よいしょ」

 さすがに重い私の体。それでも上がるごとに風を受け、大きく揺れ始める。裏返った内側が、バタつくたびにちぎれ飛ぶ。風がウロコを掻くようだ。ここのところ、いろいろあったから、思ったより汚れてる。いい感じ。どんどん風に掻き落とされて、きれいさっぱり飛んでしまえ。大きな口を開いて風をはらむ私の抜け殻。強風に煽られて激しくひるがえる。だいぶん軽くなってきたみたい。

「あれ、どうするんですか」
「ご心配なく。ちゃんと降ろして着て帰りますから」
「はあ、一人で降ろせますか」
「降ろすくらいは大丈夫。これもちゃんと、もとどおり吊っときます」

 今頃になってなぜか積極的に手伝いたがるパトロール氏と、しばらくそこで立ち話。相変わらず轟々と走り去る車たち。ポールの上にハタメクものの実態を知ったら、みんな玉突き大惨事。でも大丈夫。ずいぶん薄くなってきたから、遠目には紅い鯉のぼり。近づく頃にはポールの上より、その下で鯉のぼりと立ち話してるパトロール氏に目が奪われてるに違いないから。





02:49:55 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.21 Fri









空白のスケジュールを埋める

物理的に 時間的に 行動的に 具体的に

それでも埋まらぬ隙間には

音楽を 映像を 会話を 運動を




たったひとつのことを振り切るために

それが 取るに足りないことであると確認するために














09:24:33 | 未分類 | コメント(4)

 2006.04.21 Fri



最初は少し 次はもう少し

馴れたら量を増やす 回数も増やす

ときどき飽きる 飽きたら工夫する

味付けは薄く 風味を残す

飲み込むのが上達したら 舌でつぶせる程度の固さに

上達したら 歯ぐきで咬める固さに

さじで与えるばかりでなく

時には手づかみで食べさせることで

食べることへの興味や意欲をわかせましょう



      乳児に進める離乳食の手順で
      私たちは様々なことを学ぶ
      知らなかった味を覚え
      できなかったことを身につけ
      いつか 与える側の思惑を越えて
      自らの欲するままに欲するものに手を伸ばす



生きることに必要な術の習得よりも

知らなければそれですんだことへの欲求の方が

業が深い









00:13:35 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.20 Thu






空を飛ぶなど思いつきもしない深海の魚

水を泳ぐことが死を意味する極彩色の蝶

     まじわらぬ生活

     まじわらぬ 命






生まれた街から外へ出たことのない老婆

テントの中で生を享けたサーカスの少年

     くりかえす生活

     くりかえす 命














00:12:10 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.19 Wed



取り返してきた。

肝臓だった。
お皿に載せられて、
誰もいない部屋のテーブルの上にあった。

一応、呼んでみたりしたんだけど、
あんまり呼んで、本当に誰かでてきたら怖いから、
返事がないのを確かめて、お皿を手に取った。

ずっしり重い。
初めて見る、自分の肝臓。
けっこう大きいではないかー、とか思いながら、
何か、匂いとか嗅いでみた。

よかった、まだ使えそう。

でも、どうやって戻そうか。
たとえ夢の中でもハラキリはちょっと。
かと言って、口からってのもどうでしょ。
なんか別のとこに収まりそうだし。

どうしたらいいか途方に暮れてたら、
扉の向こうで、
音がした。

   カツーン チャリン

固い床に、何か金属のものを落としたような音だ。
全身の毛が逆立って、
私はその音に応えるように手の皿を取り落とした。

何倍もの大きな音がして、
割れた皿が飛び散った中に私の肝臓が落ちていた。

扉の向こうは静まり返っている。
そのことが余計に、何かいる、証拠に思えた。

   わたしのだからね、これは、
   わたしのなんだから。

口の中で練習してから、声に出して言ってみる。

   わたしのだからね、これは、
   ぜったいわたしのなんだから。

扉の向こうで何かが立ち上がったような気がして、
とっさに私は床の上の肝臓を掴んで自分の口に押し込んだ。
お皿の破片が付いたままだったような気がするんだけど、
かまってられない。
両手で口に押し込む、子猫ほどの大きさの私の内蔵。

これが、
入るんだな。
夢だから。

朝、目が覚めて、しばらくして気がついた。

初めて味のする夢を見た。








01:35:21 | 未分類 | コメント(3)

 2006.04.18 Tue



朝、目が覚めて、すぐに気付いた。

何か、どっかに忘れてきた。

何だろう。
頭も手足も体も、あちこち探ったけれど、
これは大丈夫。全部ある。
念のため。影もある。

でも何か、体の中のどこかが足りない。

夜のうちに何があったのだろう。
私はどこで何をしてきたのだろう。

どこかで一度解体されて、
朝に間に合うように慌てて詰め直したばっかりに
きっと戻し忘れられたんだ。

そういえば、膵臓の場所がいつもと違う。
もうちょっと、こっちだった気がする。
ここらへんの何かがなくなったぶん、
こっちにズレたのかも。

たいへんだ。
捨てられてたらどうしよう、
取りに行かなくちゃ。

でも、どこへ?

言わなくちゃ。
ちゃんと言って、
返してもらわなくちゃ。

でも、誰に?

1日中考えたけど、分からない。
仕方がないから、とりあえず、
今夜、眠りの中に取りに行く。

まってろよ。






00:28:31 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.17 Mon





気がつくと、走っている。

気をつけないと、走ってしまう。

気付かないうちに、駆け出す脚を

気のすむまで行かせてやりたいけれど

気が重いのは、その脚に必ず

      私が付き添わねばならないということ。




思わず手を伸ばす。

思いがけない手触りに

思い出しかけたことがある。

と思ったら

それは思いもよらぬ記憶で

      まだ私の中にしまわれていたことをうれしく思う。












08:42:14 | 未分類 | コメント(3)

 2006.04.16 Sun









問 : 次の(1)〜(3)に当てはまる語を答えよ。



  みる       ふれる      かける      ( 1 )

  みつめる     からめる     かわす      ( 2 )

  そらす      ほどく      つぐむ      ( 3 )











 




17:19:01 | 未分類 | コメント(4)

 2006.04.15 Sat



   なになに

      だめ ナイショ

   なんで

      なんででも ナイショなの




笑み交わし合って扉を閉める子ら

他愛もないことを囁き合って

秘密の雰囲気を盛り上げている




      いまから ケッコンシキをします

      ありがとう

      どういたしまして

      コドモはおとこかおんなか わかりません

      ぼくは おとこのこがいいです

      わたしは おんなのほうがいいです おわり




秘密の割にはマイクなど入れて 大音量の生中継

盛り上がる部屋の内に 耳そばだてつつ

子らにナイショの菓子を食する母 ふたり




秘め事の楽しさは 大人になっても同じ










00:08:28 | 小さき人たち | コメント(3)

 2006.04.14 Fri



      春スカートの内がわに

      ナイフを一本隠し持つ

      鞘をどこかに置き忘れ

      ときどき脚を傷つける

      忘れる時もあるけれど

      歩けばヒヤリ思い出す

      誰を殺めもしないまま

      それはいつでもここにある

      誰に知られもしないまま

      今日もこいつを持ち歩く












00:01:23 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.13 Thu



帝王切開だったんです。
このまま逆子がなおらなかったらって、
ずっと言われてたから、
もう分かってたんですけど。
下半身だけ麻酔して。
だから私、陣痛、知らないんですよ。


手術自体は早く終わったんですけど、
やっぱり切ったから、後が大変でした。
痛くてね。
もう痛くて痛くて。
2週間くらい入院してたかな。
子宮収縮も薬で起こすから、
飲んだら痛くなるのが分かってて。
もうすごく痛いんです。


子どもが決めた事だからって。
私じゃなくて、
どうやって出てくるかは、
子どもが決める事だからって。
先生にも、みんなにも、言ってもらいました。


「この子ひとりしかいないから、甘い母親だと思います」と、笑顔。













00:15:29 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.12 Wed




ひとつの器に入れられて
水と油
溶けあわぬ液体

密閉して強く振る

互いの領域を
分離した自身の一部が
無数の泡と散って浸食しあう


しばらく そのまま


静寂の中で
ゆっくりと
もとに戻って行く

水の中に残る油が
油の中に残る水が

互いの中から完全に消え去るまでの
かくも永き余韻
















00:01:59 | 未分類 | コメント(4)

 2006.04.11 Tue














   おかあさん ほら こんなところにも 花びら !




















16:36:02 | 小さき人たち | コメント(1)

 2006.04.11 Tue








遠いから近づきたがる

近いから遠ざけたがる



         足りないから求める

         あり余るから捨てる



   もっと早くと焦りつつ 早すぎることに怯えてしまう

   遅いことに苛立ちつつ いっそこのまま止まれと願う







                        ワガママだ、私。










08:29:24 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.10 Mon
あ    あ    め    あ  あ  め   め      ああ
  め  め       あ め  め      あ  あ め  め
め あ  あ  あ    め    あ   め     め    あ
あ め  め    あ  あ  め   あ    め    あ   
め あ    め  め    あ    めあ あ    あ め  め
あ    あ あ     め めあ   あ  め      ああ あ
 あ め  め    あ   あ め あ   あ  め  あ め
 め あ    め    あ め    め  め   あ   あ
め  め め  あ   め あ   め   あ め       め
あ め   あ め あ  め  め   あ    あ   め
め  あ    あ   あ  あ  あ    あ     あ  あ
 あ    め     め め     め    め   め  め
    あ あめ あ          あ   あ  め   めめ
あ あ   め    め   め  め   め    あ  あ あ
 め  め ああ     あ    あ      あああ    め
   め  め  め あ   あ  め  め  めめ   あ
 あ   あ   あ    あ  ああめ     あめ    あ
 め     め め    め   め   あ  め あ   め
   あ め   あめ   あ あ   め  め あ  め    あ
め        め        め      め  あ    め
あ め あ   め  め   め    あ   あ   め  あ あ
め     あ    あ  め  め    め    め  め  め
あ        あ め     あ       あ       あ
   め       あ   あ    め       め    め
   あ   あ   め           あ       あ
 あ         あ           め
 め           め         あ     あ
                       め            
     あ
                  あ
                  め            め


       あ

                         め。






   
17:50:48 | 未分類 | コメント(3)

 2006.04.10 Mon






雨に打たれてみる



髪をしずくが伝うほど濡れてみる



大人になって久しく



こういう事がないと思い出す

















17:01:13 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.09 Sun














   いままでも これからも 一番近くて 一番遠い 君。




















13:46:15 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.08 Sat



風を待つ。

46億年を駈けてきた風だ。

ここで受け止める。

風に向かって体をひらき

目を閉じて待つ。



来た。

息もつけぬ衝撃が突き抜ける。

瞬間

脳内にフラッシュする

風が見てきたすべての命。



この風が今

私の中の水を

しぶき立てて舞い上げる。



吹け 嵐。

私の水をひとしずく残さず連れ去ってゆけ。

私の中の海を干揚げて

還せ パンタラッサへ。









17:21:09 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.08 Sat







         ことばの薬




            口移しで




               あげる。

















16:57:00 | 未分類 | コメント(3)

 2006.04.07 Fri








やはらかなる花の下
やはらかなる人たちと
やはらかなる時を過ごす。
















22:29:44 | 未分類 | コメント(3)

 2006.04.07 Fri








おまえの従順さには呆れたものだ


右と言えば微笑み


左と言えば頷き


昨日と明日を取り替えることさえ私に許す





手の中にあるのは


おまえか  私か


この混沌を終わらせるのは


おまえか  私か











22:00:03 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.06 Thu






ねえねえ おかあさん あのね あのね えーとね おかあさん あのね
マカちゃんね あのね あのねえ えっとね さっきね あのね あのね
おかあさん おかあさん あのね おかあさん マカちゃんね えっとね
あのね ねえねえ あのね おかあさん きょうね きょうねえ んとね
えーとね えっと おかあさん ねえ あのね あのねえ んと あのね
さっきねえ おかあさん マカちゃんねえ あのね えっと えーっとね
あのね ねえねえ あのね おかあさん んとね えっと あのね ねえ
おかあさん おかあさん おかあさんねえ あのね マカちゃんね えと
んーと マカちゃんねえ あのねえ あのね おかあさん ねえ あのね
えっとね んとね ねえねえ あのね おかあさん あのねえ……








                     へたくそな呪文にかかり
                     約15分間イスから動けず。














19:52:45 | 小さき人たち | コメント(0)

 2006.04.06 Thu



いやもう全然です。全然分かんないですよ。気がついたら入ってました。
今日も混んでたからなー。
なるべく手元にとか思ってても、降りたり乗ったりする人のはずみで、
鞄だけちょっと持ってかれたりすんでしょ。
ショルダーだから、このね、ストラップのとこさえこう握ってれば、
そんな遠くへいくわけじゃなし。
だいたい仕事のもんしか入ってないから。財布やパスはこっち入れてるし。
押されてどっかに挟まってるくらいの方が、けっこう肩ラクだったりして。
いや何も取られてないです。
こいつが入ってただけ。
降りてね。もう降りるまで全然です。
鞄ひっこ抜いて降りて、ホームでね。
見たら何か入ってんですよ。ファスナー半分まで開いて。
開いてって言うよりは、開けて、入れて、閉めて。
だって最初こんくらいしか開いてなくって、ここんとこだけ見えて。
なんだこれ、と思って開けたら結構デカイじゃないですか。
びっくりするでしょ、わけ分かんないですよ。
何ですかね、これ。
何に使うんですか。
中、何か入ってんですかね。













16:19:12 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.06 Thu



檻の中、眠る動物に餌をやる。

なにしろハナっから眠ってるもんだから、何を喰うのか知れやしない。
でもいつ目を醒ますか分からないから、やっぱ何かやっとかなきゃと思って。
あたしも忙しいから、ずっと付いてるわけにもいかないし。

とりあえず今日は、チーズをやってみた。
匂いを嗅ぎ付けて起きるかなと思ったけど、好みじゃないのかな。
相変わらず眠ったまんま。
昨日のハムはまだいける。
水はおとといのだから、あとで替えとく。
 
部屋は狭くなったけど、あのままほっといたら、きっと死んでたと思う。
死んだって別にあたしのせいじゃないんだけど、
死ぬって分かってるのをほっとくってのは、
なんか、ちょっとどうかなと思ったのね。
重いし、臭いし、汚いし、連れてきたって、結局死ぬかもしれないんだけど。

今んとこ、生きてるから。眠ってるけど、生きてるから。











00:45:44 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.05 Wed



はれの日に寄せて

幸 多かれと願ふ代はりに
事 多かれと祈る

あまたの事に出会ひ よろずの思ひを知り
その柔らかな丸き心に 幾多のひだを刻み

他を知りて 己を知り
他を認めつ 己を認め

生かされてあることへの驚きと
やがて死することへの畏れを胸に

いかなることも
その目で見
その耳で聞き
その鼻で嗅ぎ
その舌で味わひ
その手で触れ
そのすべてで確かむることに
臆する事なかれ

強くあらずともよい
弱いと知れ
弱ければこそ
生きる事に全力であれ

生きる事にのみ真摯であれば
事 はそのまま 力 となろう

事 多かれ

手に余るほどの幸など要らぬ
その命の力の限り生きてゆけ

事 多かれ

生きることの意味を失ふ時も
その命を手放す暇を持たぬために












15:23:53 | 小さき人たち | コメント(1)

 2006.04.05 Wed








今夜 君に 会えるかもしれない。



そのことが、



花誘う春の 日がな一日を



「待ち時間」に変えてしまう。















00:17:00 | 未分類 | コメント(0)

 2006.04.04 Tue


この みぞおちの奥あたり

みづがどんどん湧いていて

その水底に なにか居るのだ

平素は気配をひそめているが

目を閉じて しばらく待つと

そいつが おほきく呼吸する

そのたび小さなあぶくが立って

水面がかすかに揺れるのだ

もっと ぢっとしていると

そいつは こちらに探りを入れて

応へるやうに 首をもたげる

目の奥ゆるめ 後ろざまに

水底へ墜ちてゆく私の代はりに

ゆっくりと浮かび上がるそいつを

淵の深さの 丁度まんなかあたりで

捉まへようとするのだが

この腕は みづを掻くばかり

浮かび上がったそいつが

何をするのか知らぬまま

朝まで 泥の中

眠る








00:58:25 | 未分類 | コメント(3)

 2006.04.03 Mon








現実の人達が 時間をさらってゆく





文字だけの君が 心をさらってゆく

















22:59:47 | 未分類 | コメント(2)

 2006.04.03 Mon





私たちの命が有限であることは
決して不幸な事ではないと思う
早く生を終えるつもりはないが
永遠に生きたいとも 願わない



         名付けられぬものは無限で名付けられたものは有限だ
         わたしには名前があるからほらごらんまた老いてゆく
         目に見える距離と見えない距離の間に感じる命の気配
         遠いと近いはいつもわたしを駆り立て導き引裂き癒す
         そして本当に欲しいものにはいつ(まで)も届かない


                         初稿 1994.9.27











08:39:52 | 未分類 | コメント(1)

 2006.04.02 Sun



駅からの道を



走って 走って 走って 走って



君から届いているはずの文字に会うために



走って 走って 走って 帰る














00:32:00 | 未分類 | コメント(4)
4月1日ニツキ、自己紹介。
 2006.04.01 Sat

裸感果です。
実は男です。すんません。
最近の悩みは、犬の散歩がキツくなってきたことです。
48歳という歳のせいか、腹もだいぶん出てきました。
晩酌はやめられないので、
1日2本の缶コーヒーをやめる約束を妻にさせられました。
子どもはかわいいです。
が、高学年になって生意気になり、
ときどきこちらもムキになります。
趣味は立ち読みです。
店と険悪なムードにならない程度に買いますが、
だから大型店の方が好きです。
新婚旅行で行ったハワイに、退職したら永住したいと思っています。
缶コーヒー代の小銭も、その夢につながるといいです。
裸感果をやってること、誰にも言えません。
自分で始めておきながら、最近ちょっと、
いつまで続くか不安です。
妻にバレたら、予告なく閉じると思います。
皆さん、ご自分の言葉はバックアップを取っといてください。
すんません。


                           次ノ方、ドウゾ!









   
   
00:01:30 | 未分類 | コメント(11)
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