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 2006.11.01 Wed












梁の焼け落ちたペットショップの前に

花やら

みかんやら

ペットフードやらの供え物











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16:20:36 | 未分類 | コメント(1)

 2006.11.02 Thu












            夜ばかりが闇ではない心の内側を手探り
            で降りてみる 言葉はいつも仮の姿その
            向こうにあるものに強く手を伸ばす 声
            を頼りに言葉を手がかりに君を追う少し
            距離をおきつつ 耳塞ぎ目を閉じる耳で
            ないもので聞き目でないもので見るため 




君からの言葉に心揺らし言葉選び伝えることを望み伝わることを恐れる私の内側で起こるあ
れこれはすべて化学反応で言葉のやり取りは国語の中で論じられるものだと思っていたけれ
ど実は理科なのだと気づいた君の言葉に触れることは君に触れることであり君の言葉に動か
される私に起こることは心理学より物理学に近いのだということを声を聞くこともままなら
ぬほど遠く離れて初めて知り鳴るはずもない携帯電話を何となく常に視界の中に置いている











20:25:26 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.03 Fri











ともすると


左手が


体から離れて行こうとする


右手はとうにそれを知っているが


追ったためしがない











19:36:58 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.03 Fri












            たまには 素直になりなさい











22:26:35 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.04 Sat





月が狙えない子ども

何度ものぞき
レンズの先に月を探す
ペンタイプの望遠鏡

こちらを向いて
辛抱強く待っている月の顔に
右下から雲がかかる

   あ、あ、あ、みえなくなっちゃった

父親がクルクルとチラシ丸めて
練習用の筒を作る
雲の晴れるのを待って
もう一度

   これで狙えたら、そのまま望遠鏡に持ち直してごらん

チラシなら容易くつかまえられる月が
望遠鏡の先 ひらり 身をかわす

   このままなら、ぼくみえるのに

見えてる時は何でもないのに
よく見ようとすると見えなくなるもの

この先も
きっと
たくさん





23:15:18 | 小さき人たち | コメント(0)

 2006.11.05 Sun






イセ「ウルトラマンて、デンキたべるんで。ビー。」

マカ「でもウルトラのあかちゃん、おねつがあるかも。」

イセ「ほんなら、おかゆデンキ。ピー。」

マカ「あっ、ゲボがでた。」

イセ「ゲボどめデンキ、ビービービー。」





10:05:36 | 小さき人たち | コメント(1)

 2006.11.06 Mon











              ハシゴ ひとつ。








               おりますか。

               のぼりますか。

               わたりますか。











23:44:54 | 未分類 | コメント(6)

 2006.11.10 Fri






飛びながら
キヲツケ
をする鳥

羽ばたいては閉じ
羽ばたいては閉じ
浮力0の瞬間を待つ
何度も 何度も
飛行と落下の境界を確かめる
確かめながら目指す
次の場所

何度も 何度も

この鳥は
他の飛び方を知らない











08:33:55 | 未分類 | コメント(3)

 2006.11.11 Sat






激しい雷雨のあと

とおくサイレンの音

午前零時50分の孤独に

目を上げて

カーテンの向こう

君住む町の気配をうかがう











01:41:26 | 未分類 | コメント(1)

 2006.11.11 Sat


ページをめくると
リュックを背負った子ども
駆けてゆく一本橋
あと少しで渡りきるという所で赤信号
強く足踏みしている
じっとしてると落ちるのだ
踏めば踏むほど
橋のもとが崩れるとは知らず


立ちのぼる香りも無く
賞味期限2000,10,31
こそげ取り
湯を沸かして注ぐ
スプーンには何度洗っても取れない男の指紋
素早くかき混ぜ
人目を忍んで
口に含めば線香の匂い


干してしまったので
取り込むしかない洗濯物
肌着の間にモンシロチョウをたたみ込む
ワイシャツの襟元にイトトンボを
左右の靴下には
カミキリムシ カマキリ
どの脚も欠かぬようどの翅も折らぬよう
丁寧に返し引き出しにしまう












23:51:19 | 未分類 | コメント(2)

 2006.11.14 Tue


君の作ったモビールが
今もここで揺れていることを
君は知らない

君が書いた小さな言葉の紙切れが
今も捨てられずにこの引き出しにあることを
君は知らない

君の写った写真が
探し物をする私をあの一瞬へ連れ去ってしまうことを
君は知らない

君と過ごした時間が
今もこの心をあたためていることを
君は知らない

君がここにいないことで
なお君に思い馳せる者がいることを
君は知らない

何も知らない君だけれど
君が君としてただ生きることが
どこかのだれかの心の中に
今日また君を息づかせるのだ
何も知らない君なのに
それは何とすてきな魔法だろう



何も知らないこと
        と
         何もできないこと
                 は

ほら
わくわくするほど無関係だ





09:58:15 | 未分類 | コメント(1)

 2006.11.15 Wed






マカ「あしたね、ようちえんのみんなで、たむらじんじゃいくんで」

 あ、そうか。そうだったね。

マカ「じんじゃいったらねぇ、いちごとあめたべるん」

 は? 飴はくれると思うけど、いちご……?

マカ「せんせい、ゆったもん。いちごさん、て」

 あー、マカちゃんねぇ、それは七五三だぁ、残念……! 











19:01:00 | 小さき人たち | コメント(0)

 2006.11.16 Thu






外へ出た
思ったより寒いので
また家に入った



出るも入るも自由だ



そんなことが
今日は
心底 うれしかった












16:34:11 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.16 Thu






         もっと ちかづくために

         もっと とおざかるために

         わたしたちのあいだに

         ことばを みたそう

         なみだでは ながしきれないことや

         ほほえみで つつみきれないことを

         ひとつずつことばにかえよう

         もっと ちかづくために

         もっと とおざかるために

         もっと わかりあうために

         もっと すれちがうために

         もっと あいしあうために

         もっと きずつけあうために

         そしてもっと ゆるしあうために

         わたしたちのあいだにことばをみたし

         わたしたちは

         もっとつながろう





23:22:53 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.17 Fri












      世界中の人と握手を交わすには私の一生は短すぎる














08:26:42 | 未分類 | コメント(3)

 2006.11.18 Sat






火にかけたやかん
湯の沸くのがいつもより遅い気がして
何度もふたを取る
火力が弱いのかと覗き込んだが
やかんの底をあぶる火は
シーシーと音を立ててはみ出し
目盛りは強を示す
このくらいでそろそろ
放り込みたい麦茶のパックを
さっきから握ったり置いたりしている

      電話の声が聞き取りにくく
      何度か聞き返す
      聞き取りにくいのではなくて
      聞いていないのだと思われはしないかと気遣うあまり
      数回は聞き取れないまま話を受け流す
      しばらく話して
      頭の中でおおよそのつじつまを合わせ電話を切る
      すぐさま調整せねば
      次の電話でも同じことになると思いつつ
      この3日ほど同じことを繰り返す

            庭の縁の下に潜らせたベビーバスの中に
            数匹のメダカを飼っている
            と思っていたら
            気がつけば1匹になっていた
            夏を過ぎて餌のやり忘れが多くなり
            水を換えるのも怠って
            すっかり狭くなった生活圏に
            バケツに1日汲み置いた水を注ぐ
            底に沈んだ澱がもくもくと舞い上がり
            メダカの姿を見失う
            澱が 沈むまで 待つ
            あいだにちょっと草など抜いたつもりが
            汚れた手を洗いに家に入り
            それきりになる
            夜になって思い出すが
            目覚めれば忘れている





08:59:36 | 未分類 | コメント(2)

 2006.11.18 Sat












      鳥はことばを持たない 魚は鳴き声すら持たぬ
      それでも我と彼を分かち 自在に思いを交わす

               だから

      今 君が 遠く言葉から離れようとすることは
      再び思いを交わすための 別の手段を探ること









22:58:58 | 未分類 | コメント(1)

 2006.11.20 Mon












      蓋のない思い出底なしの郷愁口まで満たす霜月の雨











08:46:08 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.21 Tue






唇が乾いている
はずみをつけてものを言えば
切れて血がにじむ

      痛みこらえて言葉を続けるか
      傷癒えるまで沈黙をまもるか

水を含んでみても潤うのはその場限りで
飲み下せばもうささくれ立つ

      何をしていても唇が気になっている
      無意識の指先が
      飼いならした痛みを確かめる











00:39:13 | 未分類 | コメント(2)

 2006.11.22 Wed












         呼吸は いのちのためにある


         言葉は いのりのためにある











19:33:14 | 未分類 | コメント(1)

 2006.11.23 Thu










あどけない面差し
幼い言葉
けれど
まっすぐに見つめ返す瞳

全身で応えようとする微かな光が
雨の中
別れ際の輪郭を
闇から浮かび上がらせる











21:46:45 | 小さき人たち | コメント(0)

 2006.11.23 Thu











背中の真ん中
肩甲骨のすぐ下あたりが
午後5時をまわると
保冷剤を貼付けたように冷えてくる
どんなに厚い上着を重ねても
着膨れた背中に冷たい芯があり
衣服も部屋の壁も通り越して
直接外気と触れあっているような気がする











22:44:21 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.25 Sat












君のまっすぐな怒りが

大きすぎもせず

小さくもなく

そのままきちんと届きますように











00:23:22 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.26 Sun
高松市生涯学習センター まなびCAN開館5年・合併記念
生涯学習フェスティバル「詩のボクシング」小学生大会 in 高松
楠かつのり氏講演会
「子どもたちに生きたコミュニケーション力を身につけさせよう!」にて




君の作ったモビールが
今もここで揺れていることを
君は知らない

君が書いた小さな言葉の紙切れが
今も捨てられずにこの引き出しにあることを
君は知らない

君の写った写真が
探し物をする私をその一瞬へ連れ去ってしまうことを
君は知らない

君と過ごした時間が
今もこの心をあたためていることを
君は知らない

君がここにいないことで
なお君に思い馳せる者がいることを
君は知らない

何も知らない君だけれど
君が君としてただ生きることが
どこかのだれかの心の中に
今日また君を息づかせるのだ
何も知らない君なのに
それは何とすてきな魔法だろう

何も知らないことと
何もできないことは
わくわくするほど無関係だ

もっと近づくために
もっと遠ざかるために
私たちのあいだに
ことばを 満たそう

涙では 流しきれないことや
ほほえみで 包みきれないことを
ひとつずつことばにかえよう

もっと近づくために
もっと遠ざかるために
もっとわかりあうために
もっとすれちがうために
もっと愛しあうために
もっと傷つけあうために
そして
もっとゆるしあうために

あなたと私のあいだにことばを満たし
私たちは もっとつながろう





18:02:34 | 小さき人たち | コメント(0)

 2006.11.26 Sun
高松市生涯学習センター まなびCAN開館5年・合併記念
生涯学習フェスティバル「詩のボクシング」小学生大会 in 高松 模範朗読にて




生きることのスタートを切った君達へ

人生はサーカス
サーカスと言えば綱渡り
両手を広げて慎重に
少しずつ足を進める
でも
いいこともあれば
わるいこともある
バランス崩して……おっととと……!

落っこちても大丈夫
転んだら
立ち上がって歩き出そう
歩いて 歩いて 歩いて 歩いて
何もない大地を踏みしめて
歩いて 歩いて どこまでも行ける
ほら僕らは
地球の上で大きな玉乗りをしているんだ

人生はサーカス!……って
ほんとはそういう意味なのさ






18:29:38 | 小さき人たち | コメント(1)

 2006.11.28 Tue









         桃から生まれた桃太郎。





       ほんならボクら、おなか太郎やね!











08:45:25 | 小さき人たち | コメント(0)

 2006.11.29 Wed









ぼうしをかぶる
さむいから
ではなくて
なにかかぶることで
ぬぎすてられるものがある











21:00:39 | 未分類 | コメント(0)

 2006.11.30 Thu





昨日朝からはたりと食欲が絶え
前夜食したサンマがいつまでも腹の中を泳ぐ

確かに芯までよく焼いて身をはがし
食べ残した頭と骨と尾は
あの生ゴミの中であるはずだが
一緒に食べたガンモの煮付けや
ブロッコリーやトマトやもずく酢の中の
微々たるカルシウムによって再生された軟弱な骨で
復元された亡霊のようなサンマが腹の底に停滞する

時おり微かな痛み
上げも下げもせぬまま昼が過ぎ
友人など来て気分は紛れるが
腹痛は増し寒気もする
白湯を湧かし湯のみで少しずつ飲み下す
食道あたりはあたたまるが
サンマはひやりと冷たいまま
子どもの迎えの時間に慌てて家を出て
幼稚園の中庭に停めた車の中で腹痛をなだめる

はしゃぐ子らと口もきかずに帰宅し
あり合わせの材料でようよう夕食の準備を整え倒れ伏す

夜になって38度の発熱
家事を休むのにほどよい口実





00:49:00 | 未分類 | コメント(0)
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