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 2007.02.01 Thu








          君の名前が わたしの中に

         もどかしい思い出を 探り当てる

               後ろ姿

              白い 首筋

          届かない と 思って いた

            長い手紙の 返事が

                今

                手


                の



                中





                に








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00:38:50 | 未分類 | コメント(3)

 2007.02.02 Fri









その隙間から君の声が逃げないように
受話器を耳に強く押し当てる

そのまま反対の耳から出て行かないように
右手でしっかり塞ぐ



君の声に 満たされる



うかつに口を開いて
君の声をこぼさぬように

ただ
あいづちだけをうつ








00:23:54 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.02 Fri





夢の中で
私は 折り紙のようにたたまれる

半分に もう半分に
また半分に もう半分に

たたまれて たたまれて
指先ほどの大きさになり
誰かのポケットの底
暗く暖かい場所で
もう一度 眠る

子どものかけた目覚まし時計が
一瞬で私を広げ
慌ただしく朝が始まるが
家族みんなを送り出したあと
カーテンを閉めた部屋の中
私はひとり
折り目の痕を確かめる








08:30:29 | 未分類 | コメント(3)

 2007.02.03 Sat






マカ「これはイチゴのかいじゅうなんで。
   ここからイチゴのこうせんがびーってでるんで。」
イセ「イチゴやけど、どくがはいっとんで。」
マカ「こっちはパイナップルのかいじゅうなんで。
   パイナップルのこうせんがびーって、でるんで。」
イセ「どっちもどくがはいっとんで。
   やから、こうせんにあたったら、しぬんで。」
マカ「そうで。」








07:39:23 | 小さき人たち | コメント(0)

 2007.02.03 Sat






風が強い

オニハーソトー フクハーウチー

本殿でおはらいをうけ
かしこまる子どもたち
豆やら菓子やらをたくさん入れた
ひと袋ずつの福を大事そうに抱え
境内にしつらえられた
投台の上に登る

大人の腰の高さまである囲いの中
紺の帽子のてっぺんたちがうろうろ
やがてかけ声とともに
たくさんの小さな掌が
握りしめた光を放つ

オニハーソトー フクハーウチー

群がる人々
諸手を挙げて
子どもたちの投げる福を奪い合う

オニハーソトー フクハーウチー

なりたい なりたい 幸せになりたい
タリナイ タリナイ マダタリナイ

オニハーソトー フクハーウチー

背伸びをした子どもの目が
帽子のつばと囲いの隙間から
全世界の亡者を見下ろす





22:20:30 | 小さき人たち | コメント(1)

 2007.02.04 Sun






口をついて出そうになった言葉を思わずかみ殺した

一撃で死んでしまった言葉の遺体が渇いた口の中に残り

この三日間

ものを言うたび舌の根にまとわりつく

人目をはばかって

やっと口の中からつまみ出し

今夜は

こいつのお弔い



22:49:50 | 未分類 | コメント(4)

 2007.02.08 Thu






               君を待つ。



               やって来る。



               間もなく私は

               あの頃の

               私と

               出会う。











10:17:52 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.10 Sat






さんかくのつみきはすてきだけれど
つんでしまうともう
そのうえにはなにものせられない

しかくいつみきをただつんでみる
ちゃんとつまないとたおれてしまう
みためはつまらないけれど
たかくたかくひたすらつめば
きっとみんながいきをのむ

つんでいるときのしんけんなゆびさきや
みのたけをこえてのびあがるつまさきが
できあがったとうのかたちより
ずっとちからづよく ずっとうつくしい





00:02:47 | 小さき人たち | コメント(2)

 2007.02.12 Mon






         ドンナニ 遠ク ハナレルトキモ

         ドンナニ 強ク ダキアフトキモ

            アナタ ト ワタシ

                ノ

              アイダニハ

               イツカ

           ウシナハレル約束ダケガ

             ムスバレテイル








01:21:33 | 未分類 | コメント(5)

 2007.02.12 Mon









ひとりの時間を見計らって    はいもしもしどなたですかもしもしもしもしだれだろ
せっかく電話をかけてくれたのに    もしもしあれきれちゃったまちがいでんわかな
ぼくだよと囁く君の声に私は記憶がない    なにかようがあるならまたかかるだろう
きっとあんまりたくさんの人と電話をしたから    ほっとけほっとけとおもいながら
頭の中のメモリーが自動的に整理されてしまったんだ   けはいをさぐるいきづかいに
大事なのはあなたが誰かということじゃなくて    なにかおもいだしそうなきもして
何度私に電話してくれた人かということ    おいたじゅわきをしんけんにみつめたり
もちろん何を話したかってことも    へやにもどるときちょっとふりかえってみたり
少しは二人をつなぐけれど    かべごしにみみそばだててまたかかるのをまっている



        君に会いたい のだと思う 会ったこともない 君に
        声が聞きたい のだと思う 聞いたこともない 声を








20:57:05 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.14 Wed






耳鳴りがする
耳鳴りの向こうで君の声がする

……タ……ダッタ……タ……ダッタ……

君の言葉を聞き取るために澄ました耳
に高まる耳鳴りに遮られて
ねじれて行く会話
ねじれて行く理解
目の端に映る君はあちらを向いたまま

……タ……ダッタ……タ……ダッタ……

過去形で話し続ける君に
いつも現在形で答える私
おかしいのは話の内容
ではなくて
時制の不一致なのだが
耳鳴りが邪魔して
やはりところどころ聞き逃すのと
聞き逃したことを聞き返さない私と
片っ端から過去になって行くできごとを確認する作業に熱中している君と

仕事の多いのは圧倒的に君で
私はいつも今しかないから
ちょっと待ってにも応えられず
休む暇なく現れるすべてを
ただのひとつも取りこぼさぬよう隣に座る君に手渡すことに
細心の注意を払うばかり

気づいている 君に手渡したぶんだけ現れる新しい今
君ではない 反対隣にいていつも私に今を与える誰か

耳鳴りはいつも
そちらの耳から始まり
君の声を聞き取ろうとするのを妨げる
耳を塞ぐとなおのこと君の声は遠くなり
目の奥は高い周波数に満たされる

……タ……ダッタ……タ……ダッタ……(もう少し大きな声で)……タ……ダッタ……タ……ダッタ……(はっきり口を開けて)……タ……ダッタ……タ……ダッタ……(こちらを向いて話してくれたら)……タ……ダッタ……タ……ダッタ……(君の言葉が分かるのに)……タ……ダッタ……タ……ダッタ……タ……ダッタ……タ……ダッタ……

刻まれる過去形のリズムは繰り返しこの骨に響き
メロディーのような耳鳴りが体液にさざ波を立てる
ふたつの音に共鳴する私は
どちらを向くこともできないで
ただ目の前の今を見つめる

見えている君はすぐそばにいるのにいつまでもわからない
見えない誰かはずっと私の中にいていつまでもはなれない





08:43:12 | 未分類 | コメント(3)

 2007.02.16 Fri






夕食後の遊び・お店屋さんごっこ

 イセ「いらっしゃい、いらっしゃーい! おいしいよー、やすいよー。
    へい いらっしゃい! おかあさん、ちゅうもんのしな、できたよ。」

注文……? 何ができたの?

 イセ「はいどうぞ、くつしたどん。」

いつの間に脱いどったんじゃ!

隣で箱の中から一生懸命青いブロックだけ選んで皿に盛る娘。

マカちゃんは何作ってるの?

 マカ「あおごはん。」

……。
21:22:13 | 小さき人たち | コメント(1)

 2007.02.17 Sat









セイギョ・フノウ・ナ・カラダ・ニ・ヤドル・セイギョ・フノウ・ナ・ココロ。











22:04:10 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.18 Sun
電話したい











                  でも











                                    しない。
23:36:52 | 未分類 | コメント(2)

 2007.02.19 Mon






とおいところでおなじときをいきるだれともくらべられないたったひとりのたいせつな
あなたにだしたてがみのなんばいもださずにいるてがみがあることをやはりうまくつた
えられずにいますかけばかくほどうそになることばのむこうにかくせばかくすほどあら
わになるほんとうがあなたにはみえているにちがいないみえてはいてもみせていないつ
もりのわたしをきづかうあなたはきづかぬふりをするにちがいないこうしてわたしたち
はこれからもげんじつのきょりよりとおくそれでいてときにほとんどへだてなくまじわ
りけれどまたいつかめをみあわせるときもたがいのひとみになにもよみとらぬようちゅ
ういぶかくほほえみをかわすのでしょうかたさきがふれあうときもそのあいだにうすい
くうきのまくをはさみこみいきがかかるときもそのなかにわずかにかぜをまぎれこませ
てことばかわすときはなにかのはなしやだれかのはなしばかりえらびだしあなたがわた
しのすべてにならぬようわたしがあなたのいちぶにならぬようきをつけてみじかいとき
をたがいへのおもいでいっぱいにみたしてすごすのでしょうださずにいるてがみはすて
られもせずいつまでもここにのこりときおりあなたにとどくてがみのかずをはるかにこ
えてこのへやをうめてゆくだれにもみえないてがみにうもれてわたしはこえのかぎりに
なんどもほんとうをさけぶあついてがみのかべにかこまれてわたしのこえはだれにもき
こえないどこへもとどかぬてがみのなかのどこにもとどかぬほんとうはいつまでもわた
しひとりのものだあなたとわかちあえないものをほかのだれかとわかちあうひつような
どありはしないたったひとりのたいせつなあなたをおもうときはいままでもこれからも
わたしはいつもたったひとりです





11:10:34 | 未分類 | コメント(2)

 2007.02.19 Mon





マカ「こんにちは。たぬきギターです。ぽんぽんぽん、ジャンジャンジャン。」
イセ「わぁ、ぼくもいれて。」
マカ「うんええよ。」
イセ「ぼく、ギター。」
マカ「マカちゃんたぬき。ぽんぽんぽん。」
イセ「ジャンジャンジャン。」
マカ「ぽんぽんぽん。」
イセ「ジャンジャンジャン。」
マカ「ぽんぽぽぽん。」
イセ「ジャンジャジャジャン。」
マカ「ぽぽぽんぽん。」
イセ「ジャジャジャンジャン。」……








16:57:47 | 小さき人たち | コメント(0)

 2007.02.21 Wed






出て行ったきりの半身がいまだに帰ってこない
これまでもちょくちょくこういうことはあったが今度は不在が長い
帰ってくればいつも薄々どこへ行っていたか分かったものだが
こんなに長く帰ってこないと少し不安になる

今朝から手当り次第に友人知人に連絡を取って
もしや私がそちらへ行きはしていないかと尋ねているが
どこからもそれらしい返事はなく途方に暮れている
こうなると残す場所はあとひとつだが
それを尋ねてそこにもいないという返事をもらうのが怖くて
夜になってから何度も携帯電話を握ったり置いたりしている

顔を合わせる人にきづかれぬよう体裁を整えるために
失った半身ぶん密度の薄まった私は
ここ数日春めいてきた日差しの中を
傍目におかしいほど厚着して過ごしている
着込んだ上着とセーターの中の体は冷えきって
色の透けた顔や手を隠すため帽子と手袋を深めに着けて
子どもの幼稚園の迎えにも出掛けてみたが
帰り道手をつないだ子どもは手袋越しの私の手の感触に
何か感じるものがあったらしく
しきりに帽子の中の表情を確かめる素振りを見せた

部屋の中ではさほど目立たない気がして幾分くつろぐが
子どもをフロに入れているときふとめまいがして
身をささえようと伸ばした手が風呂の壁を通り抜け肘で止まった
一瞬のことだったので子どもたちには気づかれなかったようだが
迫って来る壁の距離感と思いがけず宙を掻いた掌の頼りない感覚が恐ろしく
ひとりになった今も時おり手を握ってここにあることを確かめてしまう

このまま半身が帰ってこなかったら

密度の薄い私は密度の薄い頭で考える
考えるだけの力が残っているうちにはっきりさせておくべきだ
私の半分がどこにいるのか何をしているのかいつ帰って来るのか
このままどんどん薄まって携帯のボタンも押せなくなってしまったら
もう確かめようもない


ワタシハ ソコニ イマスカ
アナタノ モトニ イマスカ


傍らの携帯から鳴るはずのない着信音が聞こえ(る、気がする)
あなたのかすれた声が私についての詳細を伝え(る、かもしれない)
受話器を通って帰ってきた私の半身があなたについての詳細を私に伝え(た)





00:02:08 | 未分類 | コメント(2)

 2007.02.21 Wed









         だれかといるときは自分のことばかり考える
         ひとりでいるときはきみのことばかり考える








23:11:09 | 未分類 | コメント(2)

 2007.02.22 Thu









私の見なかった夕日を
君は見ていた
同じとき
君の見ない
どれほどのものを
私は見ることができたのだろう








08:40:22 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.22 Thu








耳の 中に 何か いる 小さな 声で 話す そいつ 何を 言って いるのか 聞こえ
ない から だまって 耳を 澄ます けれど だれも いない 部屋の 中も あんがい
さわがしい もので 冷蔵庫が かすかに うなったり 洗濯機が 終わって ピーピーと
鳴ったり おもてに 自動車が 止まったと 思ったら ヤクルトの 配達の おばさんが
インターホン 鳴らしたり だから 玄関に 出て お金 払う だけじゃ なくて 少し
話したり してる うちに 家の 中で 電話が 鳴って いたり して 慌てて 部屋に
戻る ときに あとで よそへ 持って 行こうと 思って 用意 していた お裾分けの
うどん ビニールに 入れたのを わずかに 踏んだ 気がして だけど 中を 見るのは
怖いから そのまま 放置 して 急いで 電話に 出たら 急に 耳の 中の そいつが
突然 おおきな 声で わらい はじめて あなたの 声が 聞き取れない 聞き取れない
聞き取れない 聞き取れない から もっと おおきな 声でと 言ったら 耳の なかの
そいつが もっと おおきな 声で 笑う 笑う 笑う 笑う やめて うるさい 黙れと
叫ぶ 私の 声は 口もとの 受話器から 吸い込まれて 遠く 遠くの あなたに 届き
耳の なかの やつには どうしても とどかない こいつを 黙らせる ために 言って
あなたが 言って 私に 言って 私の 耳に やめろ うるさい 黙れと 言って その
ために 私は さっき から あなたの 耳に 聞かせ たくも ない うたを なんども
なんども なんども なんども なんども なんども なんども 繰り返し 歌い 続ける








22:22:39 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.22 Thu















                              みみをふさいできいて
                              めをとじたままでみて
                              くちびるふれるだけで
                              どっちがほんとうだか
                              あててみてごらんよ!
23:33:07 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.23 Fri
ハイ
オハヨーゴザイマス
ハイ

ドウモ
ハイ
ハイ
ハー
ソーデスカ
ハイ
ハイ
ソーデスカ
ハイ
ハイ
エー
ソーデスネー
ソレハ
ハイ 
ソーナンデスガ
ハイ
ハイ
ハー
ソーデスカ
ウーン

イエイエ
トンデモナイデス
エエ
ハイ
ハイ
ハイ
アリガトウゴザイマス
ハイ
ウーン
ハイ
ハイ
スミマセン
ハイ
ハイ
ハイ
シツレイシマシタ
ハイ
ハイ
ドウモ
ハイ
ハーイ
09:12:30 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.24 Sat


               ゆっくりとほぐれ行く輪郭      






拡散する身体                             昇華する思考






                  けれどここにある












21:49:38 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.25 Sun





かしぐのだ視界
首が傾いているからだと思っていた
左首筋に
たぶん空豆大の異物感
頭を立て直すと音がする(音ではなく感触がする)
((感触の振動が鼓膜に伝わり音がする))とき
見えているものが一瞬ゆらいで
見えるはずのないものがみえる
傾いた視界が垂直と平衡を希求する
あまり
首を立て直す速度より一瞬はやく戻る
その隙間に
空豆大の真実








16:48:14 | 未分類 | コメント(1)

 2007.02.27 Tue












         家族のことと 仕事のことと あとひとつ
13:20:48 | 未分類 | コメント(3)
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