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距離・3
 2006.02.18 Sat
夜中に目を覚ました。
メガネがないことに気付いた。
いつもの場所に、この手の位置に、ない。
枕元には読みかけの本。
ああ、そういえば明かりも点けっぱなし。

と、いうことは。

この間は膝の下から出てきたし、その前は壁と布団のすき間だった。
ここかな。こっちか。あれ。
仕方なく、メガネなしでトイレに行った。

朝、やっぱりメガネはなかった。
手探りでコンタクトレンズにして、急いで着替えて家を出た。

夜、コンタクトを外してから思い出した。
そうだ、メガネを失くしたまんまだ。
面倒だから、そのままで探した。
見えない目であちこちと、寝床のまわりを這いまわる。
ない。
結局あきらめて、もう一度コンタクトレンズを入れた。

輪郭のある世界が広がって
私のメガネは
いつもの場所の
ひとつ
棚違いに
息を潜めていた。

                        初稿 1993,9,10





16:18:15 | 未分類 | コメント(0)
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